海外旅行中のレストランで、「私はベジタリアンです」と伝えたい場面は意外と多いものです。宗教上の理由や健康上の理由、動物愛護の観点など、食のスタイルは人それぞれ。現地の言葉で自分の食事スタイルを正確に伝えられれば、食事のトラブルを避け、旅先での時間をより安心して楽しめます。この記事では、10言語での「ベジタリアンです」の言い方を発音つきでまとめました。
韓国語で「ベジタリアンです」
저는 채식주의자입니다(チョヌン チェシクチュイジャイムニダ)
韓国語で丁寧に「私はベジタリアンです」と伝える表現です。「채식주의자(チェシクチュイジャ)」が「菜食主義者」を意味します。
もう少しカジュアルに言うなら 저는 비건이에요(チョヌン ビゴニエヨ)(私はビーガンです)も使えます。韓国では焼肉文化が根強いため、肉が食べられないことをはっきり伝えるのが大切です。
例文:
저는 채식주의자라서 고기를 못 먹어요.(チョヌン チェシクチュイジャラソ コギルル モン モゴヨ)
私はベジタリアンなのでお肉は食べられません。
中国語で「ベジタリアンです」
我是素食主义者(ウォー シー スーシー ジューイージャー)
中国語で「私は菜食主義者です」という意味です。「素食(スーシー)」が「精進料理・菜食」、「主义者(ジューイージャー)」が「主義者」を指します。
簡単に 我吃素(ウォー チー スー)(私は精進を食べます=ベジタリアンです)と言うこともよくあります。中国には仏教由来の「素食」文化があり、意味は通じやすいです。
例文:
我吃素,请不要放肉。(ウォー チー スー、チン ブーヤオ ファン ロウ)
私はベジタリアンです。お肉は入れないでください。
タイ語で「ベジタリアンです」
ผมเป็นมังสวิรัติครับ/ฉันเป็นมังสวิรัติค่ะ(ポム/チャン ペン マンサウィラット クラップ/カー)
「มังสวิรัติ(マンサウィラット)」がタイ語で「菜食」を意味します。男性は「ผม(ポム)」、女性は「ฉัน(チャン)」を主語に使います。
タイには「กินเจ(キン ジェー)」という仏教由来の厳格な精進料理文化もあり、「กินเจ」と伝えると肉・魚・卵・五葷(ネギ類)も避けてくれます。
例文:
ผมกินเจครับ ไม่ใส่เนื้อสัตว์นะครับ(ポム キン ジェー クラップ マイ サイ ヌア サット ナ クラップ)
私は精進料理です。お肉は入れないでくださいね。
ベトナム語で「ベジタリアンです」
Tôi ăn chay(トイ アン チャイ)
「Tôi」が「私」、「ăn」が「食べる」、「chay」が「精進・菜食」で、直訳すると「私は菜食を食べます」という意味になります。
ベトナムも仏教文化が根強く、「ăn chay」は広く理解されます。月に数日だけ菜食する「ăn chay trường(アン チャイ チュオン)」(完全菜食)という区別もあります。
例文:
Tôi ăn chay, xin đừng cho thịt.(トイ アン チャイ、シン ドゥン チョー ティット)
私はベジタリアンです。お肉は入れないでください。
インドネシア語で「ベジタリアンです」
Saya vegetarian(サヤ ベジェタリアン)
「Saya」が「私」、「vegetarian」はそのまま英語由来の「ベジタリアン」です。インドネシアでは英語からの借用語として定着しています。
より詳しく「お肉を食べません」と言うなら Saya tidak makan daging(サヤ ティダッ マカン ダギン) が便利です。イスラム教国家のため豚肉に関する配慮は当然ありますが、ベジタリアン文化はまだ広くはないので丁寧に伝えましょう。
例文:
Saya vegetarian, tolong jangan pakai daging.(サヤ ベジェタリアン、トロン ジャンガン パカイ ダギン)
私はベジタリアンです。お肉は使わないでください。
タガログ語(フィリピン語)で「ベジタリアンです」
Vegetarian ako(ベジェタリアン アコ)
「ako」が「私」で、語順が日本語と逆になり「ベジタリアン、私」という形になります。タガログ語でもそのまま英語由来の「vegetarian」が通じます。
「お肉は食べません」は Hindi ako kumakain ng karne(ヒンディ アコ クマカイン ナン カルネ) と言います。フィリピンはキリスト教文化で肉料理が多いため、しっかり伝えましょう。
例文:
Vegetarian po ako, walang karne please.(ベジェタリアン ポ アコ、ワラン カルネ プリーズ)
私はベジタリアンです。お肉抜きでお願いします。
マレー語で「ベジタリアンです」
Saya vegetarian(サヤ ベジェタリアン)
インドネシア語とほぼ同じ表現で、マレー語でも「vegetarian」がそのまま使われます。「Saya makan sayur sahaja(サヤ マカン サユール サハジャ)」(私は野菜だけ食べます)という言い方もあります。
マレーシアはマレー系・中華系・インド系が共存するため、菜食文化への理解は比較的高く、インド料理店では菜食メニューも豊富です。
例文:
Saya vegetarian, tolong jangan letak daging.(サヤ ベジェタリアン、トロン ジャンガン ルタッ ダギン)
私はベジタリアンです。お肉は入れないでください。
ヒンディー語で「ベジタリアンです」
मैं शाकाहारी हूँ(メーン シャーカーハーリー フーン)
「मैं(メーン)」が「私」、「शाकाहारी(シャーカーハーリー)」が「菜食主義者」、「हूँ(フーン)」が「です」です。
インドはヒンドゥー教・ジャイナ教の影響で菜食人口が多く、レストランでも「Veg/Non-Veg」が明確に区別されています。「ベジタリアン」という概念が最も浸透している国のひとつと言えるでしょう。
例文:
मैं शाकाहारी हूँ, कृपया मांस मत डालिए।(メーン シャーカーハーリー フーン、クリパヤー マーンス マト ダーリエー)
私はベジタリアンです。お肉は入れないでください。
アラビア語で「ベジタリアンです」
أنا نباتي(アナ ナバーティー)
「أنا(アナ)」が「私」、「نباتي(ナバーティー)」が「植物の/菜食の」で、男性形です。女性は أنا نباتية(アナ ナバーティーヤ) になります。
アラビア圏ではイスラム教のハラール文化が中心で菜食主義はまだ少数派ですが、野菜料理は豊富にあります。「お肉なしでお願いします」という一言を添えると確実です。
例文:
أنا نباتي، من فضلك بدون لحم.(アナ ナバーティー、ミン ファドリク ビドゥーン ラフム)
私はベジタリアンです。お肉なしでお願いします。
トルコ語で「ベジタリアンです」
Ben vejetaryenim(ベン ヴェジェタリェニム)
「Ben」が「私」、「vejetaryen」が「ベジタリアン」、「-im」が「~です」の語尾です。フランス語から入ってきた外来語です。
トルコ料理はケバブなど肉料理のイメージが強いですが、メゼ(前菜)や野菜料理も非常に充実しています。「Etsiz olsun(エットスィズ オルスン)」(お肉なしで)と付け加えるのも便利です。
例文:
Ben vejetaryenim, etsiz olsun lütfen.(ベン ヴェジェタリェニム、エットスィズ オルスン リュトフェン)
私はベジタリアンです。お肉なしでお願いします。
10言語「ベジタリアンです」一覧表
| 言語 | 表記 | カタカナ読み |
|---|---|---|
| 韓国語 | 저는 채식주의자입니다 | チョヌン チェシクチュイジャイムニダ |
| 中国語 | 我是素食主义者 | ウォー シー スーシー ジューイージャー |
| タイ語 | ผมเป็นมังสวิรัติ | ポム ペン マンサウィラット |
| ベトナム語 | Tôi ăn chay | トイ アン チャイ |
| インドネシア語 | Saya vegetarian | サヤ ベジェタリアン |
| タガログ語 | Vegetarian ako | ベジェタリアン アコ |
| マレー語 | Saya vegetarian | サヤ ベジェタリアン |
| ヒンディー語 | मैं शाकाहारी हूँ | メーン シャーカーハーリー フーン |
| アラビア語 | أنا نباتي | アナ ナバーティー |
| トルコ語 | Ben vejetaryenim | ベン ヴェジェタリェニム |
まとめ
「ベジタリアンです」の伝え方は、その国の宗教や食文化と深く結びついています。インドではヒンドゥー教の影響で菜食が一般的、タイやベトナムでは仏教由来の「精進料理」文化があり、一方でトルコや韓国では肉料理が主流のため、しっかり伝える必要があります。旅先の文化背景を知りつつ、現地の言葉で自分の食のスタイルを伝えられれば、食事の時間がより安心で楽しいものになります。短いフレーズですが、あなたの旅を守ってくれる大切な一言です。


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