電話対応、接客、ビジネスのやり取りで欠かせないフレーズ「少々お待ちください」。ほんの数秒の待ち時間でも、ひと言添えるだけで相手への配慮が伝わります。海外のお客様や取引先に、相手の母国語で丁寧に伝えられたら印象がぐっと良くなります。この記事では、10言語での「少々お待ちください」の言い方を発音つきでまとめました。
⭐ いまよく読まれているフレーズ
韓国語で「少々お待ちください」
잠시만 기다려 주세요(チャムシマン キダリョ ジュセヨ)
韓国語の定番フレーズです。「잠시만(少しの間)」「기다리다(待つ)」「주세요(〜してください)」で構成されています。
よりフォーマルには 잠시만 기다려 주시겠습니까?(チャムシマン キダリョ ジュシゲッスムニッカ)(少々お待ちいただけますでしょうか)を使います。電話では 잠깐만요(チャムカンマンヨ)(ちょっと待って)もよく使われます。
例文:
확인해 드릴 테니 잠시만 기다려 주세요.(ファギネ ドゥリル テニ チャムシマン キダリョ ジュセヨ)
お調べしますので、少々お待ちください。
中国語で「少々お待ちください」
请稍等(チン シャオドン)
「请(どうぞ)」「稍(少し)」「等(待つ)」で構成された丁寧な表現です。接客や電話で非常に頻繁に使われます。
より丁寧には 请稍等一下(チン シャオドン イーシア) や 请您稍候(チン ニン シャオホウ) を使います。カジュアルには 等一下(ドン イーシア) です。
例文:
请稍等,我马上为您查询。(チン シャオドン、ウォー マーシャン ウェイ ニン チャーシュン)
少々お待ちください、すぐにお調べします。
タイ語で「少々お待ちください」
กรุณารอสักครู่(カルナー ロー サック クルー)
「กรุณา(お願いします)」「รอ(待つ)」「สักครู่(しばらく)」を組み合わせた丁寧な表現です。男性は ครับ、女性は ค่ะ を語尾につけます。
接客では รอสักครู่นะคะ/นะครับ(ロー サック クルー ナ カ/ナ クラップ) という柔らかい言い方もよく使われます。
例文:
กรุณารอสักครู่ค่ะ ดิฉันจะตรวจสอบให้(カルナー ロー サック クルー カ、ディチャン ジャ トゥルワットソープ ハイ)
少々お待ちください、お調べいたします。(女性の場合)
ベトナム語で「少々お待ちください」
Xin vui lòng đợi một chút(シン ヴイ ロン ドイ モッ チュッ)
「Xin vui lòng(どうか)」「đợi(待つ)」「một chút(少し)」で構成された丁寧な表現です。ビジネスや接客の定番です。
カジュアルには Đợi một chút(ドイ モッ チュッ) や Chờ tí(チョー ティー) を使います。電話応対では Xin chờ máy một lát(シン チョー マイ モッ ラッ)(少々お待ちください)も使われます。
例文:
Xin vui lòng đợi một chút, tôi sẽ kiểm tra ngay.(シン ヴイ ロン ドイ モッ チュッ、トイ セー キエム チャー ガイ)
少々お待ちください、すぐに確認いたします。
インドネシア語で「少々お待ちください」
Mohon tunggu sebentar(モホン トゥングー スブンタル)
「Mohon(お願いします)」「tunggu(待つ)」「sebentar(少しの間)」の丁寧な表現です。接客やビジネスで頻繁に使われます。
カジュアルには Tunggu sebentar ya(トゥングー スブンタル ヤ) や Sebentar ya(スブンタル ヤ) を使います。「ya」は親しみを込める語尾です。
例文:
Mohon tunggu sebentar, saya akan segera membantu Anda.(モホン トゥングー スブンタル、サヤ アカン スグラ ムンバントゥ アンダ)
少々お待ちください、すぐにお手伝いいたします。
タガログ語(フィリピン語)で「少々お待ちください」
Sandali lang po(サンダリ ラン ポ)
「Sandali(ちょっと・少しの間)」「lang(だけ)」「po(丁寧語)」で構成された表現です。接客や電話で広く使われます。
ビジネスやより丁寧には Maghintay po kayo sandali(マグヒンタイ ポ カヨ サンダリ)(少々お待ちくださいませ)を使います。英語で Just a moment, please も一般的です。
例文:
Sandali lang po, titingnan ko po para sa inyo.(サンダリ ラン ポ、ティティンナン コ ポ パラ サ イニョ)
少々お待ちください、お調べいたします。
マレー語で「少々お待ちください」
Sila tunggu sebentar(シラ トゥングー スブンタル)
「Sila(どうぞ)」「tunggu(待つ)」「sebentar(少しの間)」で構成されます。インドネシア語と語彙が似ていますが、「Mohon」より「Sila」を使うのがマレー語らしい表現です。
より丁寧には Harap tunggu sebentar(ハラップ トゥングー スブンタル) を使います。ビジネスメールでは英語の Please hold on もよく混在します。
例文:
Sila tunggu sebentar, saya akan semak untuk anda.(シラ トゥングー スブンタル、サヤ アカン スマッ ウントゥッ アンダ)
少々お待ちください、お調べします。
ヒンディー語で「少々お待ちください」
कृपया थोड़ी देर रुकिए(クリパヤー トーリー デール ルキエー)
「कृपया(どうぞ)」「थोड़ी देर(しばらく)」「रुकिए(お待ちください)」で構成された丁寧な表現です。
日常会話では एक मिनट(エーク ミナット)(1分だけ)や、英語の One minute も非常によく使われます。インドは英語とヒンディー語が日常的に混ざる言語環境です。
例文:
कृपया थोड़ी देर रुकिए, मैं अभी चेक करता हूँ।(クリパヤー トーリー デール ルキエー、メィン アビー チェック カルター フーン)
少々お待ちください、今確認いたします。
アラビア語で「少々お待ちください」
لحظة من فضلك(ラフザ ミン ファドリク)
「لحظة(瞬間)」「من فضلك(どうぞ)」で「ちょっとお待ちください」の意味です。相手が男性なら「ファドリク」、女性なら「ファドリキ」と変化します。
よりフォーマルには انتظر قليلاً من فضلك(インタジル カリーラン ミン ファドリク)(少々お待ちください)を使います。電話では لحظة(ラフザ) だけで通じます。
例文:
لحظة من فضلك، سأتحقق من ذلك.(ラフザ ミン ファドリク、サ アタハッカク ミン ザーリカ)
少々お待ちください、確認いたします。
トルコ語で「少々お待ちください」
Bir dakika lütfen(ビル ダキカ リュトフェン)
「Bir dakika(1分)」「lütfen(どうぞ)」で「少々お待ちください」の意味です。「dakika」はアラビア語由来です。
より丁寧には Lütfen biraz bekleyiniz(リュトフェン ビラズ ベクレイニズ) を使います。カジュアルには Bir saniye(ビル サーニエ)(1秒)もよく使われます。
例文:
Bir dakika lütfen, hemen kontrol ediyorum.(ビル ダキカ リュトフェン、ヘメン コントロル エディヨルム)
少々お待ちください、すぐに確認します。
10言語「少々お待ちください」一覧表
| 言語 | 表記 | カタカナ読み |
|---|---|---|
| 韓国語 | 잠시만 기다려 주세요 | チャムシマン キダリョ ジュセヨ |
| 中国語 | 请稍等 | チン シャオドン |
| タイ語 | กรุณารอสักครู่ | カルナー ロー サック クルー |
| ベトナム語 | Xin vui lòng đợi một chút | シン ヴイ ロン ドイ モッ チュッ |
| インドネシア語 | Mohon tunggu sebentar | モホン トゥングー スブンタル |
| タガログ語 | Sandali lang po | サンダリ ラン ポ |
| マレー語 | Sila tunggu sebentar | シラ トゥングー スブンタル |
| ヒンディー語 | कृपया थोड़ी देर रुकिए | クリパヤー トーリー デール ルキエー |
| アラビア語 | لحظة من فضلك | ラフザ ミン ファドリク |
| トルコ語 | Bir dakika lütfen | ビル ダキカ リュトフェン |
まとめ
「少々お待ちください」は、相手への思いやりが詰まったフレーズです。中国語の「请稍等」のようにシンプルな表現から、ベトナム語の「Xin vui lòng đợi một chút」のような丁寧な言い方まで、言語ごとに工夫が見られます。海外からのお客様が来たとき、電話対応のとき、相手の言葉で伝えられれば安心感が生まれます。ほんの数秒のためのひと言が、大きな信頼を築きますよ。
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この表現について
「少々お待ちください」というシンプルなフレーズも、言語の壁を越えると実に奥深いものですね。記事本編で様々な言い方をご紹介しましたが、私が特に注目したいのは、日本語の「察する文化」と、他の言語における表現の違いです。
日本語の「少々お待ちください」は、相手への配慮と同時に、「待たせることへの申し訳なさ」が根底にありますよね。だからこそ、その一言で相手に「気遣ってくれているな」と感じさせる力があります。しかし、例えば英語の “Just a moment, please.” や、韓国語の “잠시만 기다려 주세요” には、日本語ほどの「申し訳なさ」のニュアンスは薄いことが多いです。あくまで「待つ時間」を伝えるための機能的な表現、という側面が強いと感じます。
ここで日本人が陥りやすいのが、「日本語のニュアンスをそのまま外国語に当てはめようとする」間違いです。例えば、電話口で相手を待たせてしまった時、「申し訳ございませんが、少々お待ちいただけますでしょうか」と、非常に丁寧かつ恐縮した言い方を日本語ではしますが、これをそのまま直訳的に外国語で表現すると、かえって相手に「何か大変な問題が起こったのか?」と余計な心配をさせてしまうことも。
むしろ、外国語で「少々お待ちください」と言うときは、簡潔に、しかし誠意をもって伝えることが大切です。過度にへりくだったり、回りくどい表現は避け、ストレートに「少し待ってくださいね」と伝える方が、文化によってはスムーズなコミュニケーションにつながります。相手の時間を尊重しつつ、明確に意図を伝える。これが、多言語での「少々お待ちください」を使いこなすコツだと私は考えています。
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