海外のレストランで食事をしていて「量が多くて食べきれない…」というときや、ホテルの部屋でゆっくり食べたいときに役立つのが「持ち帰りできますか?」のひとこと。テイクアウト文化が根付いている国もあれば、少し珍しがられる国もあり、国ごとの食文化が垣間見えるフレーズでもあります。この記事では、10言語での「持ち帰りできますか」の言い方を発音つきでまとめました。
韓国語で「持ち帰りできますか」
포장 돼요?(ポジャン ドェヨ?)
「포장(ポジャン)」が「包装」、「돼요?(ドェヨ?)」が「できますか?」で、直訳すると「包装できますか?」となります。韓国ではテイクアウトを「포장」と言うのが定番です。
より丁寧には 포장해 주실 수 있어요?(ポジャンヘ ジュシル ス イッソヨ?)(包んでいただけますか?)と言います。韓国はテイクアウト文化が発達しており、気軽に頼めます。
例文:
남은 거 포장해 주세요.(ナムン ゴ ポジャンヘ ジュセヨ)
残ったもの、持ち帰りでお願いします。
中国語で「持ち帰りできますか」
可以打包吗?(クーイー ダーバオ マ?)
「打包(ダーバオ)」が「包んで持ち帰る」という意味の定番表現です。中国では食べ残しを持ち帰るのはごく普通のことで、「打包」は日常的によく使われます。
店員さんに直接 请帮我打包(チン バン ウォ ダーバオ)(包むのを手伝ってください)と言うのもよく使います。最近はデリバリーやテイクアウトの普及で 外带(ワイダイ) という言い方も広まっています。
例文:
吃不完,可以打包吗?(チー ブー ワン、クーイー ダーバオ マ?)
食べきれません。持ち帰りできますか?
タイ語で「持ち帰りできますか」
ห่อกลับบ้านได้ไหมครับ/คะ(ホー クラップ バーン ダイ マイ クラップ/カ?)
「ห่อ(ホー)」が「包む」、「กลับบ้าน(クラップ バーン)」が「家に帰る」、「ได้ไหม(ダイ マイ)」が「できますか」です。男性は「ครับ」、女性は「คะ」を語尾に添えます。
屋台や食堂では ใส่ถุง(サイ トゥン)(袋に入れて)と言えば持ち帰り用に包んでくれます。タイはテイクアウト文化が非常に発達しています。
例文:
กินไม่หมด ห่อกลับบ้านได้ไหมคะ?(キン マイ モット、ホー クラップ バーン ダイ マイ カ?)
食べきれません。持ち帰りできますか?
ベトナム語で「持ち帰りできますか」
Cho tôi mang về được không?(チョー トイ マン ヴェー ドゥオック ホン?)
「Cho tôi(チョー トイ)」が「私に~してください」、「mang về(マン ヴェー)」が「持ち帰る」、「được không?(ドゥオック ホン?)」が「できますか?」です。
ベトナムのローカル食堂でもテイクアウトは一般的で、気軽に頼めます。短く Mang về(マン ヴェー) だけでも通じます。
例文:
Tôi ăn không hết, mang về được không?(トイ アン ホン ヘット、マン ヴェー ドゥオック ホン?)
食べきれません。持ち帰りできますか?
インドネシア語で「持ち帰りできますか」
Bisa dibungkus?(ビサ ディブンクス?)
「Bisa(ビサ)」が「できますか」、「dibungkus(ディブンクス)」が「包まれる」で、直訳すると「包んでもらえますか?」となります。
より明確に Bungkus untuk dibawa pulang(ブンクス ウントゥッ ディバワ プラン)(持ち帰り用に包んで)とも言えます。インドネシアでは「bungkus」が持ち帰りの定番ワードです。
例文:
Sisa makanan ini bisa dibungkus?(シサ マカナン イニ ビサ ディブンクス?)
この食べ残し、持ち帰りできますか?
タガログ語(フィリピン語)で「持ち帰りできますか」
Pwede pong pa-take out?(プウェデ ポン パ テイク アウト?)
タガログ語では英語の「take out」がそのまま使われます。「Pwede(プウェデ)」が「できますか」、「po」が丁寧語の小辞です。
残り物を持ち帰ることを doggie bag(ドギーバッグ) と表現することもあります。フィリピンでは食べ残しを持ち帰る文化も根付いていて、気軽に頼めます。
例文:
Pwede po bang pa-take out yung natira?(プウェデ ポ バン パ テイク アウト ユン ナティラ?)
残った分、持ち帰りできますか?
マレー語で「持ち帰りできますか」
Boleh bungkus?(ボレ ブンクス?)
「Boleh(ボレ)」が「できますか」、「bungkus(ブンクス)」が「包む」で、インドネシア語とほぼ同じ構造です。マレーシアではホーカー(屋台街)文化が発達しており、持ち帰りは日常的です。
店員さんに Nak bungkus(ナッ ブンクス)(持ち帰ります)と伝えるとスムーズです。「tapau(タパウ)」という中華系由来の俗語もよく使われます。
例文:
Boleh bungkus untuk dibawa balik?(ボレ ブンクス ウントゥッ ディバワ バリッ?)
持ち帰り用に包めますか?
ヒンディー語で「持ち帰りできますか」
क्या मैं पैक करवा सकता हूँ?(キャー メーン パック カルワー サクター フーン?)
「पैक(パック)」は英語の「pack」からの借用語で、「करवा सकता हूँ(カルワー サクター フーン)」が「~してもらえますか」を意味します。女性は「सकती हूँ(サクティー フーン)」になります。
インドでは英語が広く通じるため、シンプルに Parcel please(パーセル プリーズ) や Take away(テイク アウェイ) でも十分通じます。
例文:
बचा हुआ खाना पैक कर दीजिए।(バチャー フアー カーナー パック カル ディージエー)
残った料理を包んでください。
アラビア語で「持ち帰りできますか」
هل يمكنني أخذه معي؟(ハル ユムキンニー アハズフ マイー?)
「هل يمكنني(ハル ユムキンニー)」が「私は~できますか」、「أخذه معي(アハズフ マイー)」が「それを一緒に持っていく」を意味します。
レストランでは تغليف من فضلك(タグリーフ ミン ファドリク)(包装をお願いします)というシンプルな言い方もよく使われます。アラブ圏は「もてなし」の文化が強く、残った料理を持ち帰ることに違和感はありません。
例文:
هل يمكنني أخذ الباقي معي؟(ハル ユムキンニー アハズ アル バーキー マイー?)
残りを持ち帰ることはできますか?
トルコ語で「持ち帰りできますか」
Paket yapabilir misiniz?(パケット ヤパビリル ミスィニズ?)
「Paket(パケット)」が「包装・パック」、「yapabilir misiniz(ヤパビリル ミスィニズ)」が「~していただけますか」の丁寧形です。
カジュアルに Paket olsun(パケット オルスン)(パックでお願いします)とも言えます。トルコは食べ残しを持ち帰る文化もあり、お店の人も快く対応してくれます。
例文:
Kalanı paket yapabilir misiniz?(カラヌ パケット ヤパビリル ミスィニズ?)
残りを持ち帰り用に包んでいただけますか?
10言語「持ち帰りできますか」一覧表
| 言語 | 表記 | カタカナ読み |
|---|---|---|
| 韓国語 | 포장 돼요? | ポジャン ドェヨ |
| 中国語 | 可以打包吗? | クーイー ダーバオ マ |
| タイ語 | ห่อกลับบ้านได้ไหม | ホー クラップ バーン ダイ マイ |
| ベトナム語 | Cho tôi mang về được không? | チョー トイ マン ヴェー ドゥオック ホン |
| インドネシア語 | Bisa dibungkus? | ビサ ディブンクス |
| タガログ語 | Pwede pong pa-take out? | プウェデ ポン パ テイク アウト |
| マレー語 | Boleh bungkus? | ボレ ブンクス |
| ヒンディー語 | क्या मैं पैक करवा सकता हूँ? | キャー メーン パック カルワー サクター フーン |
| アラビア語 | هل يمكنني أخذه معي؟ | ハル ユムキンニー アハズフ マイー |
| トルコ語 | Paket yapabilir misiniz? | パケット ヤパビリル ミスィニズ |
まとめ
「持ち帰り」文化は国によって温度差があり、中国の「打包」やタイ・ベトナムの屋台文化のように持ち帰りが当たり前の国もあれば、高級レストランでは少し遠慮がちな国もあります。しかし、「食べ物を無駄にしない」という思いは世界共通。旅先で注文しすぎてしまったときにも、現地の言葉で「持ち帰りできますか?」と伝えられれば、料理もおいしく、気持ちもスマートに旅を楽しめます。ぜひ覚えて、旅先の食卓で活用してみてください。


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